Q2: | ISDNを導入するとファクスの送信速度も速くなる? |
A2: | 残念ながら、答えはNO。ファクスはアナログ電話機のように情報を音声と同じ仕組みで扱い通信を行いますので、利用することは可能ですが、送受信の速度にはまったく影響を及ぼさないのです。 ISDN専用として作られているG4ファクスを利用すれば、送信速度は向上します。ただし、一般家庭用として使うにはまだまだ高価です。 |
Q4: | ISDN専用の電話機があるって、本当? |
A4: | NTT東日本から、ISDN専用の家庭用電話機「ISDNコードレスホン i・トレンビー」シリーズが発売されています。DSU/TAが内蔵されているから、本体からケーブルをモジュラージャックに差し込むだけで使えます。ワイヤレスパソコンアダプタを使えば、パソコンを接続することも可能です。また、ISDN専用として作られているので、「i・ナンバー」や「INSナンバー・ディスプレイ」など、多くのサービスに対応。まさに「ISDN専用」ですね。![]() |
Q5: | ISDNの場合、停電しても電話は使えるの? |
A5: | TAは常に電源が供給されていないと使えないので、停電した場合は電話を使うことができません。しかし、最近発売されてるTAの多くは乾電池で起動させることが可能です。ただし、利用できるポートが限られるなどの制約が生じる場合があるので、事前に確認しておきましょう。 |
Q6: | 今まではアナログ回線でインターネットしてました。ISDNにしたら、インターネット・プロバイダも変えなきゃダメ? |
A6: | ISDNでインターネットに接続するには、プロバイダがISDNに対応している必要があります。現在、多くのプロバイダがISDNに対応していますが、アナログ回線とは異なるアクセスポイントを用意している場合があります。詳しくは各プロバイダにお問い合わせください。 |
Q8: | 最近、64kbit/sでも遅く感じるようになってきました。もっと高速化する方法はないの? |
A8: | ぜいたくな悩みですね! ISDNでは1本で2回線分が使えますが、この2回線分を束ねて128kbit/sのデータ通信を行うことも可能です。これをマルチリンクPPP(MP)通信といいます。ただし、使用しているTAや契約しているインターネット・プロバイダがこのMP通信に対応している必要があります。 |
Q9: | 128kbit/sで通信中の場合、通信料はどうなるの? |
A9: | 2回線分を同時に利用することになるので、通信料も2倍になります。 |
Q10: | 128kbit/sで通信中に電話を受けることは可能? |
A10: | 2回線分を同時に利用することになるので、電話を受けることはできません。ただし、ご利用中のTAが「リソースBOD」に対応していれば、電話着信時にTAが自動的に128kbit/sから64kbit/sへ切り替えてくれます。通話が終わり次第、128kbit/s通信に復帰させることもできます。 |