![]() ↑光るシャープペンシルの芯 |
分野 ジュール熱 黒体輻射 内容 よく知られた実験です。 ワニ口クリップにシャープペンシルの芯(Bがよい)をつなぎ、電流を流します。電源にスライダックを用い、まず少し電流を流して芯に含まれているプラスチック成分を蒸発させます。これをしないと、芯が破裂する場合があります。 ある程度煙が出たら、電圧を上げると、芯全体がとても明るく輝きます。やがて、芯の炭素が燃焼して(空気中の酸素と結びつき、二酸化炭素となる)だんだん細くなり、いわゆる、切れます。 なお、これを液体窒素の中で行うと、まわりに酸素がないため、長時間光り続けさせることができます。 二酸化炭素の中での実験 周囲に酸素がなければ、芯は細くならないはずですので、二酸化炭素の中でおこなったら長持ちするのではないかと思い、やってみました。 結果は、失敗です。 C+O2→CO2とはならないのですが、ジュール熱で、芯が剥離するようにどんどん細くなり、やはりすぐ切れてしまいました。 左下の写真が、切れたあとの様子です。 |
![]() ↑二酸化炭素の中での実験後 |
宮田 佳則 (新潟高校)