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「環境問題」
●オゾン層の破壊 ●酸性雨 ●地球温暖化 ●砂漠化 ●森林の伐採 ●海洋汚染 ●有害廃棄物 ●環境ホルモン ●開発途上国の公害
環境問題は連日のごとく新聞紙上や雑誌、テレビなどマスコミをにぎわせている。私たちも少なからず環境に関する関心も高まっている。もっとも人間が自然を壊し、人間が住みやすくしてきたがための産物であるのだから。40、50年前くらい前までは人間と自然の調和がとれていたが、戦後復興まもなく人間の欲望が強くなり、破壊が急激に行なわれたためのツケが現在の環境問題としてクローズアップされてきました。環境問題はまさに地球規模の問題であり、一国だけでは駄目で、世界規模で連携して取り組まなければなりません。現在、地球温暖化、二酸化炭素の増加問題があります。火力発電所や自動車の排気ガスによる空気の汚染問題である。これも社会の進展度、先進国と開発途上国との違いによる受け止め方で立ちふさがっている。これを考えると50年後の地球は今まで誰もが体験したことのない様な危機的状況に陥ってしまっているのではないかとさえ感じられる。

化学物質汚染
ダイオキシン、環境ホルモン、ポストハーベスト、遺伝子組換え食品、アトピー性皮膚炎、花粉症、新築病、化学物質過敏症 化学物質が充満した環境で生活していても、すぐに症状が現われない人が多いのが現状です。そのためか、具体的な対策を講じる人は少ない様です。しかし、今は何でもないように見えても、化学物質は確実に体内に蓄積され、子や孫に悪影響を与え地球環境を破壊しているのです。
化学物質が原因とされる病気
反応性疾患 アトピー性皮膚炎、花粉症、化学物質過敏症
自律神経障害 近視、頭痛、肩こり、冷え性、自律神経失調症、不眠症
生殖器障害 精子の減少、不妊症
悪性腫瘍 肺癌、乳癌、肝臓癌、白血病
精神障害 うつ病、ヒステリー
変異菌の出現 病原性大腸菌、薬剤耐性結核菌
新築の家に入居しただけで、頭痛やめまいを起こしたことがありませんか。その原因は新建材に使われているホルムアルデヒド、防カビ剤、殺虫剤などの化学物質が原因と考えられます。この病気は「シックハウス症候群」といわれる化学物質過敏症なのです。すぐ症状が現れる化学物質過敏症の人は安心して良いのでしょうが、化学物質鈍感症の人は一見元気そうに見えますが免疫力が低下して自然治癒力が弱まっており、かえって危険な状態と考えることができます。当然ですが化学物質鈍感症の人の体内にも化学物質は蓄積されていて、いつどんな形で発病するかわからない危険性をはらんでいます。健康だと思っていても、多くの現代人には生活環境から有害な化学物質により汚染されているのです。

環境Q&A(項目をクリック)
■ダイオキシンてどんな化学物質 ■浄水器で天然水は作れるか? ■魚介類は大丈夫?
■環境ホルモンてなに ■衣類の製造に使われる化学物質 ■シックハウス対策
■抗菌グッズとは・・・ ■せっけんと合成洗剤 ■バーチャル・ウォーター
■電磁波が体に及ぼす影響 ■アトピー性皮膚炎の民間療法
■遺伝子組換え食品は安全? ■活性酸素とは?
■水道水は大丈夫? ■マイナスイオンとは?
■川や海はどうなっているの? ■農薬の危険性
ダイオキシンてどんな化学物質
ダイオキシンとは「ポリ塩化ダイベンゾダイオキシン」といい、有機塩素系化学物質の一種で化学物質の中でも強い毒性を示します。ダイオキシンは、塩素・炭素・酸素・水素の化合物です。 自動車の排気ガス、タバコの煙などからも発生しますが、最大の発生源はゴミ焼却処理場です。ダイオキシンが身体に及ぼす影響として、低濃度の地域では皮膚炎、アトピー性皮膚炎花粉症などのアレルギー性疾患の発祥率が非常に高く、高濃度の地域ではアレルギー性疾患は少なく、ガンの発生率が高くなると予測されています。
環境ホルモンてなに
人間や動物など、生物の体内に入ると女性ホルモンや男性ホルモンと同じ様な働きをして、ホルモンの代謝などに影響を与え、生殖機能や免疫機能に悪影響を与える化学物質。アメリカではオス牛を去勢し、合成女性ホルモンを投与して柔らかい肉を作る目的でオス牛に使用されてきました。 この様に女性ホルモンそのものが体内に直接摂取されている場合もあります。またダイオキシンも環境ホルモンの一種です。 環境ホルモンが身体に及ぼす影響は「精子数の減少」で人類存亡に関わる重大な問題です。
環境ホルモンとして疑われている67物質を見る
抗菌グッズとは・・・
殺虫剤、防腐剤、消毒剤、防ダニ剤などの微生物や雑菌を排除するために化学処理されたもの。 靴下、衣類、台所用品、歯ブラシ、キャッシュカードなど現在は様々なものが抗菌処理されています。 このような抗菌グッズの氾濫が、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー性疾患を増やしているのです。 ウイルスや細菌などの微生物に対する抵抗力を排除しすぎたため身体本来の免疫機構に狂いが生じています。 なるべく抗菌グッズにはお世話にならない様な生活環境にすることが大切です。
電磁波が身体に及ぼす影響
電磁波とは電磁気の流れのこと。周波数によって種類が異なりますが、ガンマー線、エックス線、紫外線、可視光線、マイクロ波、低周波などに分類されます。 たとえば電磁波が遺伝子を損傷させ発ガン性や催奇形成を引き起こすともいわれています。 高圧送電線、変電所、電化製品など私たちの身の回りには多数の電磁波を出すものに囲まれて生活しているのです。 なるべく電気製品からは距離を持って生活していくことを心がければ電磁波からは逃れられます。
遺伝子組換え食品は安全?
たとえば遺伝子組換え大豆は害虫対策が施されています。害虫が食べると死んでしまう毒素を大豆が作る際に遺伝子を組換えているのです。大量の農薬を定期的に散布するよりも遺伝子を組換えた種や苗を使って栽培した方が効率的だということから研究されてきました。 食べると害虫が死んでしまうような大豆製品を私たち消費者に食べろと企業や厚生省がすすめてきました。以前は無表示でスーパー等に陳列していたものが、最近では表示を義務づけているようです。
水道水は大丈夫?
河川から浄水場へ水を引く取水口付近の水はきれいですか。家庭や工場から排出された化学物質がたくさん含まれています。 こんな場所を見たらいくら浄水場できれいにされるとわかっていても決して飲む気にはならないのではないでしょうか。 多量の有機物や農薬、工場排水などに汚染された河川の水は浄水場ですべて取り除くことはできないのです。実際に水道水から検出される有害化学物質は数十種類にもなります。各市町村の浄水場で作られた水の検査結果を定期的に公表しているところもあります。また私の経験なのですが検査結果を公表していないところは水質が基準値以上のところもあるようです。(浄水場の地域によって汚染物質が異なる) 水道水は病原性大腸菌が繁殖すれば飲料水による中毒が心配されるということで塩素消毒が義務づけされています。 水道水のカルキ臭はこのためで水源地の水が水質検査によりきれいな水だとわかっていても、塩素濃度が0.2ppm以上になるように塩素を注入する規則になっています。 塩素の使用量の下限は0.2ppmと義務づけされていますがその上限は決められていません。 塩素を入れすぎた場合、水道管が腐植しやすく水道水がカルキ臭いという苦情がでるので水酸化ナトリウムで中和することさえあるようです。また塩素濃度が高いと農薬などに含まれる化学物質と結合し多くトリハロメタンが生成されます。 トリハロメタンは発ガン性で水道法では0.1ppm以下と基準がありますが塩素濃度が高いところは要注意を・・・
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川や海はどうなっているの?
生活排水、工場排水、農薬、酸性雨など様々な化学物質により汚染されています。合成洗剤などに含まれている界面活性剤は、河川を汚している化学物質の中でもっとも広範囲な汚染物質です。 下水道が不備な日本では台所から流出した有害排水が、完全に処理しきれず河川に流れ下流の浄水場へと入っていきます。また最終的には海へと流れ出て行くのです。
浄水器で天然水は作れるか?
浄水器をさえつければ水がきれいになるとか、自然に近い水になると思うのは安易な考えです。 水道水のカルキ臭の原因である塩素はほぼ完全に取り除くことはできますが、浄水場を素通りした農薬、工場排水、界面活性剤のどの化学物質を完全に取り除くことはできません。 また、カルシウムを加えたり電気分解してアルカリ性にしても体に良い水になるわけでもないのです。
衣類の製造に使われる化学物質
天然繊維、合成繊維でもその製造過程においてさまざまな化学物質が使われます。 織りやすくするための合成潤滑材、漂白のための漂白剤、染色のための化学染料や蛍光材などさまざま使用されています。 汗をかいたときなどこのような化学物質が溶け出して皮膚から吸収されかゆみの原因となることがあります。
せっけんと合成洗剤
せっけんも合成洗剤も界面活性剤の一つですが、製造方法に違いがあります。 せっけんは植物性か動物性の油に水酸化カリウムか水酸化ナトリウムを反応させて作られます。 一方合成洗剤は石油系の分解物か天然油脂を原料に多くの化学薬品を使って作られます。シャンプーやリンスに使われている界面活性剤も、合成洗剤と同じ様に作られているものが多い様です
アトピー性皮膚炎の民間療法
国民の3人に1人は何らかのアレルギーを持ち、年々増加の一途をたどっている。アトピー性皮膚炎は生体サイドの問題や環境など種々の要因が関係していることから、薬効評価が他の病気と比べ難しい。また報告の多くが効果が有りという症例で、悪化に対する評価が不十分。医薬品のように複数施設での評価がほとんどなく、評価基準もあいまいなのが実状。このため薬効の検討・評価方法の確立が今後の課題としている。東邦大鈴木教授の論文では実施した塗布剤の薬効効果を紹介している。シジュウム入りと無添加の塗布剤を患者に塗り、塗布前、2週間後、4週間後の症状をそれぞれ高度は3点、中等度を2点軽度1点もしくは0点と評価する方法。結果は皮膚の乾燥と発赤、湿潤でシジュウム塗布剤の効果が確認できた。この他、睡眠と日常生活の障害度や治療自体の点数化、アレルギー炎症の指標である血清ECP値の比較による薬効評価も行い、シジュウムの有効性を明らかにした。
民間療法を取り入れた理由と情報源は
①現行治療の副作用が心配
②治療効果が不十分
③周囲の奨めがほとんどで知人・隣人からの情報提供
④ステロイド剤への副作用に対する不安
主なアトピー性皮膚炎の民間療法の内訳
皮膚塗布するもの 入浴剤 飲 料 その他
強酸性水 シジュウムエキス アルカリイオン 海水浴
シソの葉エキス ニンニクエキス どくだみ茶 温泉療法
SOD軟こう ドクダミエキス シジュウム茶 しんきゅう
ヨモギ ヒノクエキス クロレラ マッツサージ
シジュウムクリーム モモの葉エキス アロエ 紫外線療法
どくだみ茶 ヨモギエキス ヨーグルトキノコ 空気清浄器
アルカリイオン 備長炭 しそ油 布団・衣服
イソジン消毒 ビワの葉エキス
ニンニク
モモの葉
塩水
スクワラン
活性酸素とは?
酸素は、あらゆる生き物に必要なものです。酸素が断たれれば生き物は生きて行けません。この酸素が体内で「活性酸素」に変化することがあります。 病原菌が体内に進入した場合、白血球がこれを攻撃します。その際、白血球は体内の酸素を「活性酸素」という毒物に変え、病原菌を死滅させるのです。 病原菌が体内に進入してきた時だけ「活性酸素」が働いてくれるのであれば問題はないのですが、農薬や食物添加物、殺虫剤などの化学物質が体内に進入すると「活性酸素」を過剰につくってしまうのです。 解毒能力を超えた過剰な「活性酸素」は細胞や遺伝子を傷つけ、アトピー性皮膚炎、ガン、高血圧、糖尿病などの病気を誘発させる原因になっています。 身近なところでは、たばこを喫煙することによっても「活性酸素」は作られます。
マイナスイオンとは?
空気中には非常に弱い電気を帯びた様々なイオンが漂っており、そのなかでもマイナスに帯電している物をマイナスイオン、プラスに帯電している物をプラスイオンと言います。イオンとは、分子や原子で電荷を持ったもののことをいいます。物質を構成する原子は、プラスの原子核とマイナスの電子でできており、普通は中性で安定しています。ところがその原子に、パソコンや携帯電話、テレビや電子レンジなどから発生する電磁波や排気ガスなどのエネルギーが加わるとマイナスの電子が飛び出して、原子がプラスイオンに変わります。このプラスのイオンが、心と体に様々な影響を与えると言われています。
マイナスイオンの多く存在するところ
●滝の周辺
●渓流のせせらぎ
●森林
●公園等の噴水の近く
●海辺の近く
マイナスイオンは自然の中に多く存在しており、人に爽快感やリラックス感を与えてくれます。
プラスイオンが多く存在するところ
●車や工場などの排気で空気の汚れた都会
●OA機器や電化製品の近く
●タバコの煙
人が不快だと思われるところ
健康維持に大切な役割
人間の体は約60兆個以上の細胞でできています。人間が病気になるのは、体内の細胞が酸化する事が一つの原因だと言われています。体内のプラスイオンとマイナスイオンのバランスが大きく関わっています。
プラスイオンが多くなると
人間の細胞は弱アルカリ性です。プラスイオンが体の中で多くなると、活性酸素の増加を促し病気の原因である細胞の酸化が進んでしまします。そのため様々な病気の引き金になります。
マイナスイオンが多くなると
マイナスイオンは自らの電子を活性酸素に与えます。細胞にとって致命的な活性酸素の過剰な発生や細胞の酸化の抑制(還元作用)をします。その結果、健康維持活動を活発に促進します。
マイナスイオンの必要性
空気中のイオンは、気象条件によってマイナスイオンが増えたりプイラスイオンが増えたりと変動します。そして、大気中のマイナスイオンの減少は人体に影響を及ぼすことがわかっています。それは、細胞内外のイオンのバランスが壊れることで、血液が酸性化してしまうからです。身体の新陳代謝機能が低下し、自律神経が狂いがちになり、ひいては高血圧、脳卒中、貧血、アレルギー疾患、頭痛といった病気を引き起こします。マイナスイオンを体に取り入れることは、血液を正常な状態に戻すことにつながります。マイナスイオンの多い環境で暮らすことが私達にとって理想的でありますが、現状ではそうはいきません。少しでも理想的な空気の状態にするためには、人工的にマイナスイオンを供給する必要があります。
マイナスイオンの効果
血液を浄化する働きがあり、酸性化している血液を弱アルカリ性にすることにより、新陳代謝を活発化させ疲労の回復を促進します。従って自律神経の機能が良好となり、中枢神経や抹消神経にも好影響を与え造血機能を促進します。そのため抵抗力が増し、身体全体のバランスが良くなり、病気にかかりにくくなります。また、マイナスイオンが持つ公酸化機能や消臭、除菌機能により、生鮮品や花などの鮮度保持にも効果があるといわれています。 現代は便利さと機能優先主義の社会生活において、商品のほとんどがプラスイオンを放出し、マイナスイオンを減少させているという環境は、今後大きな問題として考えなければなりません。
マイナスイオンの量
樹海の中 500~4500個/cc
森林 800個/cc
温泉場 1500~2000個/cc
深い森の中の滝のそば 25000個/cc
家庭の室内 50個/cc
オフィス内 10個/cc
農薬の危険性
農薬を1度摂取してしまうと長期間身体に残る。毎日、微量でも残留している食べ物や水を摂取していればそれがどんどん体内に蓄積されていく。その結果アレルギーを引き起こす原因にもなっている。化学物質過敏症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患はごく微量な化学物質が原因で発症しますが、発症にいたるまでの濃度は残留農薬の基準値よりはるかに低い。基準値以下なら安全だと思われるでしょうが決して安全値とはいえません。この基準値は発ガン性や催奇形性などの毒性調査により決められており、頭痛・疲労感などの不定愁訴やアレルギー反応については、まだよく調べられていないのが現状です。
魚介類は大丈夫?
脂が多かったり、大都市圏で取れたりした魚介類はダイオキシン濃度が高いことが水産庁の調査でわかった。国の定める安全基準(TDI)を大きく上回る魚種もあった。日常生活で口にする機会が多い魚類を調査対象にしているため、濃度が特に高かった魚種については、追加調査で原因や汚染状況を突き止めることを検討している。調査は99年度から実施。これまでに93種の結果がまとまった。
ダイオキシン濃度が高かった魚介類
米国沖大西洋 輸入 クロマグロ 10.1
大阪湾 天然 コノシロ 9.1
瀬戸内海東部 天然 アナゴ 8.3
関東沖 天然 カジキ 6.7
東京湾 天然 スズキ 6.5
瀬戸内海東部 天然 タチウオ 6.0
中部太平洋 天然 キハダマグロ 5.1
山陰沖 天然 ベニズワイガニ 4.5
瀬戸内海南部 養殖 ブリ 4.0
数値は1グラムあたりの含有量。
資料:水産庁 2002年12月2日朝日新聞
海域別でダイオキシン濃度が高かったのは東京湾、大阪湾、瀬戸内海といった大都市周辺である。最も高かったのは米国東海岸沖で取れたクロマグロ。体重50㎏で大人が毎日20g(刺身で2切れ)を生涯食べ続けるとTDIを超えることになる。同じ魚種、同じ海域でも年によって濃度が異なる事例が多くあった。全体の濃度平均は1g当り0.748ピコグラム。以前から指摘されていたことが裏付けられた結果となった。バランスよく食事をとれば健康面の心配はないと説明。(水産庁) 
TDI:ダイオキシン類を含んだ食品を一生、毎日食べ続けても健康に影響されないとされる1日の耐容摂取量。体重1㎏あたり4ピコグラムまで。
シックハウス対策
平成15年7月1日より施工される改正建築基準法は急増しているシックハウス症候群の患者の発生を抑えるのがねらいです。原因物質の1つであるホルムアルデヒドを発散させる恐れのある建材等の使用制限、シロアリ駆除剤に使われるクロルピリホス含有資材の使用禁止、建築物には原則として機械換気装置設置を義務づける。いづれも7月着工分から適用される。これほど規制が厳しくなったのは新築住宅やリホーム住宅などの入居者にめまい、頭痛、倦怠感といった体調不良やアレルギー症状などのシックハウス症候群の症状を訴える患者が急増しているためです。最近では新築かリホーム後のオフィスや学校でもこうした体調不良に陥る人たちが増加、各地で訴訟が起こされ大きな社会問題になっています。症状が軽い場合は良いですが、非常に微量の化学物質に接触するだけでめまい、吐き気、呼吸困難などの重い症状が現れる化学物質過敏症に陥る患者が増えてきているのも規制が厳しくなる背景にあるのです。建築資材メーカーはシックハウス対策に有効な建材、資材の開発に力を入れています。ホルムアルデヒドを使わない、空気中に放散される有害物質を吸着し室内空気を改善する製品が発売されています。
各メーカーのシックハウス対策製品 大日本塗料 神東塗料 松下電工 三菱商事建材 東リ
13化学物質の室内濃度指針値(厚生労働省定め)
揮発性有機化合物 主な発生源 濃度指針値
ホルムアルデヒド 内装材、接着剤、防腐剤 100μg/m3 (0.08ppm)
トルエン 接着剤、塗料 260μg/m3 (0.07ppm)
キシレン 接着剤、塗料 870μg/m3 (0.20ppm)
パラジクロロベンゼン 衣類の防虫剤 240μg/m3 (0.04ppm)
エチルベンゼン 接着剤、塗料 3800μg/m3 (0.88ppm)
スチレン 樹脂、合成ゴム 220μg/m3 (0.05ppm)
クロルピりホス 防蟻剤 1μg/m3 (0.07ppb)
フタル酸ジ-n-ブチル 塗料、顔料、接着剤 220μg/m3 (0.02ppm)
テトラデカン 灯油、塗料 330μg/m3 (0.04ppm)
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 壁紙、床材 120μg/m3 (7.60ppb)
ダイアジノン 殺虫剤 0.29μg/m3 (0.02ppb)
アセトアルデヒド 接着剤、防腐剤 48μg/m3 (0.03ppm)
フェノルブカルブ 防蟻剤 33μg/m3 (3.80ppb)
TVOC(総揮発性有機化合物量) 400μg/m3 暫定目標値
μはマイクロ(100万分の1)、ppmは100万分の1、PPbは10億分の1の濃度
仮想水(バーチャル・ウォーター)
水不足が深刻になるなか、輸入した食料をもし自国で生産したらどれだけの水が必要になるかを計算したものが「仮想水」です。日本は大量の食料を輸入して農作物の生産に必要な水を使用していない。世界の乾燥地帯での農作物の輸出も急増しており、使える水は今後減少する。下記に1Kg作るのに必要な水の量でありますがもっとも水を使用する食物は牛肉を使用した料理です。水の量に換算すると牛丼の並一杯で1890ℓ、ステーキ200gなら4000ℓにもなります。牛肉が口にする飲料水、餌となるトウモロコシの栽培に使用した水、米の栽培のために使用した水などがあります。以外かと思われますがこれが現実なのです。実際に日本が輸入した農作物を消費するために輸出国で消費された水の量は2000年度で427億トンにもなります。日本の総水資源使用量の半分に値する膨大な量のです。このように食糧問題を通じて日本は世界の水問題に深く関わっているのです。もっと水のありがたさを知って大切に使う心がけを持ちたいものです。
1Kg作るのに必要な水の量
牛肉 20600ℓ
鶏肉 4500ℓ
3600ℓ
大豆 2500ℓ
小麦 2000ℓ
トウモロコシ 1900ℓ
ビール 52ℓ