スーパージョッキーカップ

左、的場文男  中、佐々木竹見  右、安藤勝己

三条に集結した偉大なる3騎手。

 

県競馬で他の地方競馬の騎手が参加する時は、近年では東北三県交流レースにおける岩手、上山勢の参加がほとんど。かつては新潟平成カップとか新潟・高崎交流戦なんても実施していまして、高崎とか金沢の騎手なんかが登場したこともありましたが、いわゆる北日本地区の騎手以外の登場は非常にまれなことであります。但し、朱鷺大賞典のダートグレード化で決して珍しいことではなくなることになるでしょう。

まずは今回、参加してくださいました3人を簡単に紹介。

佐々木竹見騎手佐々木竹見騎手。川崎所属で日本競馬界で不滅の7000余勝を誇る偉大なる鉄人。本来なら、5月で引退のところ、落馬負傷で引退が7月に伸び、正に「ケガの功名」で三条での最初で最後の騎乗が実現。県競馬には23年ぶりの登場。

的場文男騎手的場文男騎手。大井所属。ここ20年近く、大井のリーディングに君臨。通算勝ち鞍は約3500。パンチパーマが渋い。元県競馬の馬が大井に移籍するとだいたい彼が騎乗して1着になります。県競馬には96年のセイユウ賞で参加して以来、5年ぶりの登場。

安藤勝己騎手安藤勝己騎手。笠松所属。あだ名のアンカツは、すっかり有名。地方競馬では約3200の勝ち鞍で、最近は中央競馬でもおなじみ。ライデンリーダーやレジェンドハンターなどなど自所属の馬での中央勝利も多数。県競馬には昨年の朱鷺大賞典以来の登場。

3人の騎手は普段と違うせいか終始ニコニコ。客席からも声援が飛び交いました。中には安藤騎手に対して、「トンカツ」と掛け声がかかり、場内爆笑。ちなみにタケチャンも安藤騎手に対して、「宝塚記念。トーホウドリームでコケました。」と声をかけたら、何と笑いながら「ごめんなさい。」と返事をしていただきました。これなら、的場騎手に「帝王賞は、ドラールアラビアンでコケました。」と声をかけておけばなぁなんて思ってしまいました。さらに安藤騎手と握手までしてしまいました。これは大切な思い出として心の中に刻んでおきます。^0^

3人の騎手は各々、スーパージョッキーカップ以外に一つづつ騎乗。佐々木騎手以外は、正に接待されたが如く、きっちり勝ち星を挙げて行きました。

メインのスーパージョッキーカップは、県競馬でこの3人に匹敵する勝ち鞍を誇るミスター県競馬、渡辺正治さまを応援しましたが、馬に恵まれずに敗退。しかし、榎伸彦騎手が地元の意地を見せてくれました。

優勝、榎伸彦

見事に優勝。榎伸彦騎手。

 

一応、第1回とうたわれていましたので、2回目があることを期待しますが、もしかすると元所属の酒井忍(川崎)、川本裕達(大井)、青木智義(上山)の3人が参加したら、おもしろいですね。