新潟県競馬の活躍馬、名馬たち。

 

新潟県競馬では全国的には有名では無いかも知れないが、その名を歴史に刻んだ名馬。中央から来た意外な大物。そして県競馬を巣立ってから成長した馬。そんな馬たちをここでは紹介いたします。

※参考文献。新潟県競馬組合発行、「KEIBA NOTE」。新潟スポーツ発行、競馬PR紙「KEIBA Information」。新潟スポーツ公式ホームページ。地方競馬全国協会発行、「ハロン」。リトルモア発行、山野浩一著、「全日本フリーハンデ 1983−1988」、「同 1989−1994」。

・サラブレッド    ・アラブ     

◎ サラブレッド

ダイイチカルペール 牡

父、チャイナロック。母、カルペール

主な戦績。新潟グランプリ(71、72)

43戦26勝。新潟グランプリの初回と第2回の覇者。

 

アイアンハート

父、オーシャチ。母、アキリュウ

主な戦績。新潟グランプリ(76、77)、三条記念(76)、東北招待(76、77)、日本中央競馬会理事長賞典(76)、カブトヤマ記念(74、JRA東京)

東北サラブレッド大賞典の前身の東北招待や新潟グランプリ連覇。70年代県競馬最強馬。中央在籍時は重賞も制覇。

 

カツボーイ 牡

父、ダッパー。母、カチナロン

主な戦績。新潟グランプリ(80)、朱鷺大賞典(82)

南関東で活躍後、中央でも81年の宝塚記念勝ちや春の天皇賞2着の戦績を残したカツアールの兄。高齢で県競馬に移籍して来たが、9歳(旧表記)でも第1回朱鷺大賞典を勝つなど、タフな活躍ぶりだった。

 

アメリカンノーザン 牝

父、ドレスアップ。母、ネイティブディーラー

母の父、フィフティスステート

主な戦績。若草賞(81)

ご存知、ダート王フェートノーザンの母。

 

アジャストメント

父、ファーザーズイメージ。母、ファインニアルス

母の父、ムーティエ

主な戦績。東北サラブレッド大賞典(84)、朱鷺大賞典(84)

 

イチコウハヤタケ

父、ホープフリーオン。母、パリスパイク

母の父、ミラルゴ

主な戦績。東北ダービー、新潟皐月賞、青山記念、新潟グランプリ(83)、若草賞(84)、金蹄賞(84〜87)、朱鷺大賞典(85、86)、三条記念(87)、東北サラブレッド大賞典(85)

 

グレートローマン

父、ブレイヴェストローマン。母、エイユーリーブス

母の父、ネヴァービート

主な戦績。新潟ジュニアカップ(83)、新潟皐月賞、新潟ダービー(84)、東海菊花賞、名古屋大賞典(86、名古屋)

 

セントエリアス

父、ボールドラッド。母、クリカオル

母の父、オンリーフォアライフ

主な戦績。青山記念(84)、新潟グランプリ(84、85)、若草賞(85)、地方競馬招待3着(85、JRA福島)、朱鷺大賞典(88)

 

この4頭がしのぎを削った時代は、東北のタイトルも数多く制し、岩手のカウンテスアップやボールドマックスを相手にしても互角以上の成績である意味では黄金時代だった。しかし、スイフトセイダイ以降は、ほぼ岩手の独壇場。以後、県競馬は劣勢の戦いを強いられた。

 

ダイスプリンター 牡

父、パーソナリティ。母、アラステーツ

母の父、カバーラップU

主な戦績。新潟グランプリ、新潟皐月賞(86)、東北優駿(86、水沢)

4歳時(旧)は、目覚しい活躍。古馬になってからは中央、南関東、東海で走った。第1回ダービーグランプリ、2番人気。

 

ファーストマイティ 牝

父、スティンティノ。母、マドリードシチー

母の父、ボールドアンドエイブル

主な戦績。フラワーカップ(86、JRA中山)

3歳(旧)の県競馬在籍時は、7戦6勝の成績で、早めに中央入り。芝適性も悪くなく、オークスに出走。メジロラモーヌやダイナアクトレス相手に4着と健闘した。

 

ダンシングジオット

父、ダンシングキャップ。母、シンザンシロー

母の父、シンザン

主な戦績。新潟ダービー(87)、東北優駿(87、上山)

新潟と東北の両ダービーを制した馬は、アクションアラートの前は、この馬だった。その後、東海、中央、岩手、中津と10歳(旧)まで走り続けた。特に岩手ではスイフトセイダイ、グレートホープの2強に敢然と戦った。

 

マツケンストロング 牡

父、マンオブビイジョン。母、マリーノロング

母の父、マリーノ

主な戦績。新潟ジュニアカップ(87)、東北サラブレッド3歳チャンピオン(87、水沢)

県競馬最強の3歳馬(旧)。競馬ブック合同フリーハンデではオグリキャップよりも上位にランク。

 

ツカサアコード 牡

父、トレボロ。母、ラインフォード

母の父、ダイハート

主な戦績。東北ダービー、新潟ダービー、新潟皐月賞(88)

ダービーグランプリ2着(88、水沢)

4歳時(旧)は抜群の成績も古馬になってからは今いちだったのが残念。

 

スピードペガサス

父、スポーツキー。母、イチタリヤー

母の父、タリヤートス

主な戦績。新潟記念(86〜89)、新潟グランプリ、朱鷺大賞典(87)

10歳(旧)の定年まで、新潟県競馬で走る。新潟記念4連覇が光る。

 

メディアシロー 牡

父、ダイコーター。母、ホウライシロー

母の父、スターアッフェアー

主な戦績。三条記念、東北サラブレッド大賞典2着(90)

中央でタフに活躍した後、県競馬に移籍。90年の東北サラブレッド大賞典では若き向山騎手が乗って、スイフトセイダイの2着に健闘。

 

グレートコマンダー

父、グレートセイカン。母、タツノグレート

母の父、グレートヘロン

主な戦績。三条記念(88、89)、朱鷺大賞典(89)、金蹄賞(89)

昭和、平成を跨ぐ三条記念連覇。第1回南部杯で2着となる。

 

オールダッシュ せん

父、ドン。母、キヨラマ

母の父、アンバーラマ

主な戦績。豊栄記念(88)、オールカマー2着(89、JRA中山)、新潟記念2着(89、JRA新潟)、関屋記念2着(90、JRA新潟)

何と言ってもオールカマーでオグリキャップの2着。オグリも芦毛ならオールダッシュも芦毛だ!!。中央在籍時は、新潟競馬場ではなぜか好成績を挙げた。

 

スノージェット

父、トウショウイレブン。母、タニノシークレット

母の父、フォンタラバル

主な戦績。新潟皐月賞、青山記念(89)、小倉記念(90、JRA小倉)

実は私が新潟県競馬を真剣に見るきっかけをつくった馬。県競馬出身で中央重賞制覇の快挙。

 

タケデンファイター

父、ツイッグ。母、タケデンヒメ

母の父、リンボー

主な戦績。新潟グランプリ(90)、新潟記念、金蹄賞、迎春賞(91)、南部杯(91、水沢)、豊栄記念(93)、三条記念(94)、二十四万石賞(95、高知)

4歳から9歳(旧)までコンスタントにがんばる。グレートホープに勝った南部杯勝ちが光る。最後は高知で走る。

 

キリサンシー

父、サンシー。母、アンナリビア

母の父、North fields

主な戦績。日経賞(91、JRA中山)

県競馬で鍛え中央で花開く。同年、天皇賞(春)も出走で5着。GU制覇は、県競馬出身馬では最高の成績。

 

フライトピア

父、マグニテュード。母、ルバンドベール

母の父、イースタンフリート

主な戦績。新潟ジュニアカップ(90)、ラジオたんぱ杯3着(91、JRA福島)

3歳時(旧)に県競馬で活躍。南関東で2戦して中央入り。中央では芝のレースで900万下で1着。ラジオたんぱ賞でも3着と掲示板を外さなかった。神戸新聞杯では1番人気だった。半弟がサンシャインホース。

 

ホンスキー 牡

父、ニシノスキー。母、タカエダイアナ

母の父、テュデナム

主な戦績。東北ダービー(91)

重賞戦線では勝てずにいたが、いきなり東北ダービーを制覇。その後は、中央や南関東で走ったが、晩年は再び県競馬で騎乗した。

 

ナリタハヤブサ

父、ナグルスキー。母、フェアーカップ

母の父、ダイハート

主な戦績。ウインターS(90、91JRA中京)、フェブラリーハンデ(91、JRA東京)、帝王賞(92、大井)

県競馬にやって来た馬では過去最大の大物。実績はご覧のとおり。しかし、県競馬では脚部不安でまともに走れなかった。

 

ストロングカイザー

父、ホリスキー。母、ダンフリースシチー

母の父、アローエクスプレス

主な戦績。セントライト記念(91、JRA中山)

 

マイネルヨース 牡

父、パークリージェント。母、フレーミングレッド

母の父、マルゼンスキー

主な戦績。吾妻小富士賞(92、JRA福島)

この他にもダービー3着のサーペンアップやイブキクラッシュにレイクブラック、アサクサキャリア。古くはブルーダーバンなど中央のオープン馬だった馬が意外に多く走った。中央のオープン馬だった馬が再び競走馬として活躍できる。これも県競馬の重要な役割だった。

 

イチヨシクイーン

父、ヤマニンスキー。母、レデータテヤマ

母の父、アローエクスプレス

主な戦績。新潟グランプリ(92、93)、新潟記念(92)、日本海チャンピオンシップ(93)、金蹄賞(93)

県競馬史上最強サラ系牝馬。芝のBSNオープンでも5着に入る。

 

アサクサキャリア

父、ノーザンディクテイター。母、ロックズベイ

母の父、チャイナロック

主な戦績。朱鷺大賞典(91〜93)、金蹄賞(92)、三条記念(93)

中央でも函館記念に出るほどの活躍馬。移籍後は、定年までがんばり続けた。朱鷺大賞典3連覇が光る。

 

ウットマン

父、インターグシケン。母、アメリカンフリオ

母の父、フェートメーカー

主な戦績。新潟ダービー、青山記念(92)、全日本サラブレッドカップ(93、笠松)、名古屋大賞典(94、名古屋)、霧島賞(97、佐賀、98、荒尾)

県競馬を振り出しに笠松、岩手、金沢、佐賀と渡り歩く。トミシノポルンガやモリユウプリンスと同年齢。九州産馬のチャンピオンになりました。

 

マッドネスオー

父、リーファーマッドネス。母、ノミノカンザシ

母の父、モンテプリンス

主な戦績。すみれ賞(93、上山)、福島記念2着(94、JRA福島)

県競馬では、新潟ダービー、青山記念を制したビッグファントムや新潟皐月賞、北日本オークスを勝ったヘイセイヒメと同期。JRA移籍後は、芝での適性を発揮し、オープンでも通用した。

 

オーディン

父、ノーザンテースト。母、アルズアニー

母の父、Al Hattab

主な戦績。新潟記念(93)、南部杯2着(93、水沢)、平安S2着(94、JRA阪神)

トウケイニセイの2着や中央の重賞での2着。すべて、ゴール直前でかわされてのもの。もう少しで歴史が変わっていたかも知れない。引退後は、誘導馬も勤めた。

 

ダービーアール

父、ハビアスコーバス。母、ダービーリーズン

母の父、シャイニングナイト

主な戦績。新潟グランプリ(94、95)、豊栄記念(95)、迎春賞(97)

新潟グランプリの連覇は光るが、東北交流の舞台は未経験だった。交流レースに出走できなかったのが、何とも残念。

 

トミノゴーラン

父、ノースガスト。母、コウエイマサミ

母の父、ミンスキー

主な戦績。新潟記念(95)、三条記念(96)

菊花賞馬ノースガスト産駒唯一の重賞勝ち馬。

 

イブキクラッシュ

父、グリーンマウント。母、ミッテルロマン

母の父、ホープフリーオン

主な戦績。武蔵野S(94、95、JRA東京)、銀嶺S(95、JRA東京)、シーサイドオープン(95、JRA函館)、朱鷺大賞典、三条記念、新潟記念(98)

重賞制覇は無いが中央では正に一流の成績を引っ下げての県競馬入りしかもパンクしていない。しかし、県競馬でも重賞を勝てなかったが、東北サラブレッド大賞典で2着に入り、健在ぶりをアピール。ようやく朱鷺大賞典で重賞初制覇を達成。さらには三条記念も勝ちました。


アロートゥスズカ 牡

父、ニッポーテイオー。母、アロートゥヘブン

母の父、The Minstrel

主な戦績。新潟記念(96)

JRAでは準オープンで活躍。県競馬に移籍当初は、目覚しい活躍を見せた。最後のシーズンまで息長く走った。弟のノボマーチャンもJRAで活躍後、県競馬で走った。

 

サンシャインホース

父、マジックミラー。母、ルバンドベール

母の父、イースタンフリート

主な戦績。新潟ジュニアカップ(93)、東北サラブレッド3歳チャンピオン(93、水沢)、JTB賞、北國王冠(98、金沢)

3歳時(旧)に県競馬に在籍。新潟、東北の3歳重賞(旧)を制覇し、JRAに移籍。ダービーにも登録した。その後、大井、金沢へ移籍。金沢の地では5年ぶりに重賞制覇。兄は、3歳時(旧)に新潟ジュニアカップを勝ったフライトピア。白山大賞典ではロバリーハートと一緒に走って欲しかったですねぇ。

 

ヤングノーブル

父、ミルジョージ。母、ピーチクリアー

母の父、ノーザンテースト

主な戦績。日本海シーサイドカップ(96)、朱鷺大賞典、三条記念、新潟記念(97)

96年の東北サラブレッド大賞典でも2着になるなど掲示板は外さない堅実な馬。相手なりに走った馬でした。

 

マジックガール

父、サクラテルノオー。母、マスノハッピー

母の父、バーバー

主な戦績。新潟ジュニアカップ(94)、若草賞、朱鷺大賞典(96)、新春グランプリ(97、名古屋)

圧巻は、あのホクトベガを向こうに回しての果敢な逃げを見せた97年川崎記念。三条だったら勝てたかも^^。 

 

アクアライデン

父、ワカオライデン。母、シュンレイカ

母の父、クラウンドプリンス

主な戦績。ダイオライト記念(95、船橋)、クイーン賞(96、船橋)

4歳(旧)夏まで県競馬に所属。南関東移籍後、出世。一時、中央に所属.。下のきょうだいは笠松で数多く走っている。

 

リワードタイタン

父、ジャッジアンジェルーチ。母、タップユアトウズ

母の父、ステイトディナー

主な戦績。三条記念2着(97)、エルムS3着(99、JRA札幌)

県競馬在籍時は、重賞は勝てないまでもA1特別レースは勝ちまくる。ダート交流重賞にも群馬記念と東京盃の2レースに出走。そして、JRA移籍後は、900万下のレースを連勝です。さらに1600万下も勝ちました。しかし、オープン馬として活躍できませんでした。

 

カルストンラナーク せん

父、サクライットー。母、カルストンリーガル

母の父、ヴァイスリーガル

主な戦績。新潟グランプリ(96)

新潟グランプリ制覇後、中央、笠松と転戦。新潟在籍時は中央条件馬交流戦でメイショウアムールを一蹴。9歳にして、交流重賞に初挑戦。最後は荒尾で走った。

 

リーダードリーム

父、グリーンマウント。母、ニチドウカオリ

母の父、ニチドウタロー

主な戦績。新潟ジュニアカップ(95)、東北サラブレッド3歳チャンピオン

(95、水沢)

3歳時(旧)は、ハイフレンドムーンに対して以外はパーフェクトな成績も4歳以後は極度の不振だった。大成しなかったのが、誠に残念。

 

スターライフ

父、スターサンシャイン。母、ミュージックライフ

母の父、ナイスダンサー

主な戦績。新潟皐月賞、新潟ダービー(96)、サラブレッドチャレンジカップ2着(96、金沢)

ラストヒットとは新潟ダービー、東北優駿で1、2着を分け合う仲。笠松、船橋を経て、中央そして荒尾で走った。

 

ラストヒット

父、スラヴィック。母、ゲートアンドフライ

母の父、クラウンドプリンス

主な戦績。東北優駿、北日本オークス(96、上山)

牝馬ながらに東北の4歳(旧)チャンピオンとなる。さらに最後の北日本オークス馬となる。中央移籍後は、エルムSであわやの4着と健闘した。その後は大井に所属するも大した活躍はできませんでした。

 

ミスズトニーオー

父、トニービン。母、ブルーネットスズカ

母の父、ロングファスト 

主な戦績。新潟グランプリ(99)

県競馬では珍しいトニービンの産駒。手薄なメンバーとは言え、県競馬最高のレース、新潟グランプリを制した。余りよそとの交流レースには出なかった。

 

スリーパーク せん

父、パークリージェント。母、スリーリリック

母の父、マルゼンスキー

主な戦績。豊栄記念、三条記念(00)

3、4歳時(旧)は、県競馬に在籍。ラストヒットやスターライフらの後塵を拝していた。その後、中央に在籍し2勝をあげ、99年に再び県競馬に戻り、念願の重賞制覇を達成。三条記念も勝った。

 

ハイフレンドムーン

父、ワッスルタッチ。母、オオシマパレード

母の父、シーホーク

主な戦績。東京3歳優駿牝馬(95、大井)

3歳時(旧)の夏まで県競馬に在籍し、JRAのダリア賞以外ではダート戦無敗で大井へ移籍。重賞も勝ち、JRAのオークストライアルにも出たが、以後はパッとしない。一時、JRAに在籍するも再び大井で走った。

 

ヒダカリージェント 牡

父、パークリージェント。母、ノースジェリー

母の父、クラウンドプリンス

主な戦績。グランシャリオカップ(96、旭川)

4歳時(旧)はダート重賞を勝ったが、後は準オープン級で泣かず飛ばず。その後は、中津で一戦して、廃止のあおりで当地に移籍。他にも数多く中津からの移籍馬がいるが、非常にも運命は・・・。

 

ロバリーハート

父、ジェイドロバリー。母、ミルハート

母の父、ミルジョージ

主な戦績。新潟グランプリ(97、98)、迎春賞(98、99)、群馬記念(高崎、98)、東北サラブレッド大賞典(上山、98)、朱鷺大賞典(99)。

中央競馬で未出走だった馬がダートグレードの群馬記念に勝つ等、新潟の顔として存分に活躍してくれました。歴代の県競馬でも5本の指に入る馬です。

 

セントアトラス

父、マラキム。母、マロンシロー

母の父、シャンペンチャーリー

主な成績。花笠まつり賞(97、00上山)、上山城大賞典(97、上山)、紅葉賞(96、上山)、酒田まつり賞(98、99、00上山)、上杉まつり賞(01、上山)、さくらんぼ記念3着(02、上山)

県競馬では条件戦で5勝して上山へ移籍。上山では歴史的な名馬として活躍しました。

 

ナモンレグラス 牡

父、アジュディケーティング。母、ドリーミングウェイ

母の父、クラウンドプリンス

主な戦績。マーチS2着(97、JRA中山)、武蔵野S2着(97、JRA東京)

中央から移籍して来た久しぶりの大物馬。しかし県競馬では、かつての力を発揮できませんでした。

 

トライバルスピード 牡

父、ミナラ。母、スピードチーフ

母の父、トライバルチーフ

主な戦績。青山記念(96)、スプリンター争覇(98、名古屋)

スターライフ、ラストヒットが金沢遠征で回避して、鬼のいぬ間に青山記念を勝つ。名古屋移籍後は、重賞制覇こそ無いがオグリキャップ記念にも出走。そして、悲願の重賞制覇を達成した。

 

スノーエンデバー

父、キングハイセイコー。母、スターランズ

母の父、プロント

主な戦績。アルゼンチン共和国杯2着(97、JRA東京)、中日新聞杯3着(98、JRA中京)、札幌日経オープン(98、JRA札幌)、カブトヤマ記念2着、福島記念3着(98、JRA福島)、群馬記念(99、高崎),佐賀記念(99、佐賀)、ブリーダーズゴールドC(99、旭川)、日本テレビ盃(99、船橋)、さくらんぼ記念(99、上山)、花笠まつり賞(02、上山)

県競馬在籍時でも意外な芝適性を発揮していたが、中央移籍後も軽ハンデとはいえ芝の重賞2着。多少、恵まれていたがジャパンカップにも出走の快挙。その後は、血統のとおりにダートで能力が開花。群馬記念、佐賀記念、ブリーダーズGC、日本テレビ盃、さくらんぼ記念とダート重賞を5連勝した。一旦は引退決定も急転直下の上山に移籍。彼の地でも重賞を制覇した。

 

エーブブレーン

父、クリミナルタイプ。母、メルティングムード

母の父、リアルシャダイ

主な戦績。新潟記念(00)、新潟グランプリ(01)

中央からの移籍時は地味な存在だったが、徐々に力を付け、2000年シーズンは、新潟記念、新潟グランプリの2重賞を制覇。一時、岩手に在籍してした。しかし、新潟へ戻って来てからは、かつての力が発揮されなかった。

 

アクティブステート 牡

父、サクラチヨノオー。母、サクラメルド

母の父、テスコボーイ

主な戦績。新潟ダービー(97)

榎騎手の絶妙のイン強襲で新潟ダービーを制す。その後、船橋、金沢に移籍したが、活躍できなかった。

 

アンビシャスフット

父、ミュージックタイム。母、ミスシズクイン

母の父、ゴールドマサユキ

主な戦績。青山記念(97)

県競馬在籍時は、青山記念を制覇。しかし、大井移籍後は出世しなかった。

 

イノセントライム

父、フォティテン。母、スズカライム

母の父、ジュニアス

主な戦績。新潟皐月賞(97)

97年の新潟皐月賞を制覇。その後の重賞制覇はなかったが、今度は肌馬として、県競馬に貢献してほしいところです。

 

フジノローリアス 牝

父、ダンシングブレーヴ。母、スイートストーク

母の父、リマンド

主な戦績。新潟ダービー2着、東北ダービー2着(97)

血統的にも距離が伸びれば能力を発揮し、新潟、東北の両ダービーでは2着に食い込みました。大井に移籍後は今いちの成績でした。やはり、メイセイオペラの2着だった東北ダービーが光ります。


フドオー 牡 

父、アジュディケーティング。母、ミスシャーリー

母の父、Shirley Heights

主な戦績。ダービーグランプリ2着(97、盛岡)

船橋は川島正行厩舎で期待のデビュー。ダービーグランプリ2着の実績を引っ下げて、JRAを渡り歩いた後、県競馬に登場した。勝ち星は準重賞1つのみで、実績どおりの活躍はできなかった。その後は川崎所属で走った。


チェイスチェイス

父、スリルショー。母、マルゼンモンタ

母の父、マルゼンスキー

主な戦績。東北サラブレッド大賞典(99)、迎春賞(00)、道営記念(01、門別)、赤レンガ記念(02、03、札幌)

新潟期待の新星が一気に東北サラブレッド大賞典を制覇。帝王賞でも見せ場たっぷりの7着だった。しかし、新潟所属として交流重賞を勝つことはありませんでした。大井移籍後は、弱い馬相手に連戦連勝も重賞では今いちで、北海道へ移籍。地元戦は無敗で、道営記念を制し、北海道の最強馬に君臨した。

 

アタゴホープ

父、セントシーザー。母、アメリカンスーパー

母の父、フェートメーカー

主な戦績。白銀争覇(01、笠松)

あのトミシノポルンガの半弟。県競馬で唯一の敗戦が体調不良で臨んだ新潟ダービーのみ。その後、名古屋、笠松、佐賀と渡り歩いた馬がようやく重賞を勝ちました。4年ぶりに県競馬に帰って来て以降、好走しなかった。

 

リワードヴァンガ

父、アンバーシャダイ。母、リワードウイング

母の父、グリーングラス

主な戦績。新潟グランプリ2着(98)、迎春賞2着(99)

母はエリザベス女王杯馬。サイアーラインは両馬共天皇賞勝ち馬の国産良血。期待された99年は全く不振で重賞を勝てずに競走生活を終えた。

 

エーブジャパン

父、ニホンピロウイナー。母、ラグタイムダンサー

母の父、ディクタス

主な戦績。スプリンターズカップ(99、00金沢)

県競馬時代でもA級で活躍していたが、金沢移籍後に能力が更に開花。重賞制覇も達成しました。

 

スノーボンバー

父、サンキリコ。母、ヤサカショウリ

母の父、サクラショウリ

主な戦績。弥生賞4着(98、JRA中山)

98年、県競馬からJRAに移籍した4歳時(旧)。何と言っても驚いのが弥生賞。キングヘイローに差されていなければ皐月賞出走だった。その後は障害にも出走した。

 

エアフライト

父、ノーアテンション。母、フリートクレスピン

母の父、マグニテュード

主な戦績。新潟皐月賞(98)

新潟皐月賞をチヨノローマン、ニアークファントム相手に5馬身の快勝。その後は今いちも春先に強かった。廃止後は佐賀、金沢と転々。

 

クレッセル セン

父、シャディード、母、ゴールデンウルフン

母の父、ウルフパワー

主な戦績。若草賞、三条記念(99)

県競馬では珍しい外国産馬。先行力は抜群で、既に2つ重賞を制すが、県競馬在籍後半から成績は今いち。最後は高知で走った。

 

セカンドゲス

父、アイリッシュタワー。母、アーリーディシジョン

母の父、ロードゲイロード

主な戦績。栗駒賞(00、水沢)、ラ・フランス賞2着(00、上山)

中央で不振だった馬が新潟へ移籍して大ブレーク。県競馬戦で圧勝を続けた挙げ句、岩手の重賞も圧勝。その後は県競馬の重賞を勝てず、最後に所属した大井では大した活躍ができずに競走生活を終えてしまいました。

 

アービルシーザー 牡

父、サクラチヨノオー。母、ラブリーナナ

母の父、リヴリア

主な戦績。豊栄記念(01)

デビューは中央も県競馬では3歳(旧)から走っており、実質の生え抜き馬。コツコツと勝ち星を増やしていたが、A1特別以上では勝ち星がなかった。だが、豊栄記念で重賞初制覇。

 

エビスヤマト

父、アンバーシャダイ。母、ドリームガバナー

母の父、ハビアスコーバス

主な戦績。新潟ジュニアカップ(97)、新潟ダービー(98)、開設記念(99、高崎)、群馬記念3着(99、高崎)、マーキュリーC2着(00、盛岡)、朱鷺大賞典3着(00)、2着(01)、新潟記念(01)

97年シーズンの3歳(旧)チャンピオン。なんと半年ぶりのレースで新潟ダービーを制す。99年は高崎に冬期遠征し、重賞をも制覇。体はちっちゃいが、勝負根性はでっかい。99年後半以降は、県競馬で走ることが少なくほとんど遠征で交流重賞に出走。赤間亨師とともに高崎へ移籍したが、順調に使われることはなかった。

 

ハイテンションパル

父、アルカング。母、パルスイートミュー

母の父、ミュゲロワイヤル

主な戦績。新潟ジュニアカップ(98)、東北サラブレッド3歳チャンピオン(98、水沢)、新潟皐月賞、新潟ダービー(99)、若草賞(00)、新世紀盃(02、川崎)

強烈な差し脚が武器。遂に3年ぶりの新潟勢東北3歳チャンピオン(旧)の座を射止めました。県競馬では初のNAR表彰馬に輝いた。しかし、古馬になってからは異世代相手に勝てず、心機一転、川崎に移籍。順調に出世し重賞も勝ちました。

 

カゼノモンジロウ

父、ウイニングチケット。母、ウタマロ

母の父、Refrence Point

主な戦績。サンタアニタトロフィー3着(01、大井)

県競馬在籍時は、うだつが上がらず、当時の馬単最高配当を出した位しか実績がなかったが、北海道から大井在籍にかけて連戦連勝。サンタアニタトロフィー3着でオープンでも通用することを実証しました。

 

エーブマックイーン 牡

父、メジロマックイーン。母、ファンシーブライト

母の父、ノーザンテースト

主な戦績。アフター5スター賞2着(02、大井)、オータムカップ2着(04、笠松)、県競馬戦・8戦8勝。

県競馬に在籍した時は、高崎戦も含めて楽勝の負け知らずで、チェイスチェイスとイメージが重なった。最後まで在籍していたら、県競馬の重賞は勝っていただろう。大井移籍後は、下級条件にランクされるが、A級に昇りつめるまで、コツコツと勝ち続けた。

 

イエロードリーム せん

父、ヤマニンゼファー。母、ロイヤルクロス

母の父、スリルショー

主な戦績。三条グランプリ(01)、佐賀記念3着(02、佐賀)

2001年シーズンに移籍。当初は今いちの成績だったが、三条グランプリでは見事に逃げ切り勝ち。県競馬最後の意地で佐賀記念に3着。 高崎では今ひとつの成績で最終的に岩手に移籍した。

 

パープルモンク 牡

父、ポリッシュネイビー。母、タマモスマート

母の父、トレボロ

主な戦跡。名港盃(04、名古屋)、オータムスプリントカップ(04、金沢)

県競馬時代を含め、南関東で連戦連勝だった。彼の地で頭打ちだったところで笠松へ移籍。ようやく重賞を制覇した。

 

アクションアラート

父、ホリスキー。母、ホウエイジェリー

母の父、ノーザンディクテイター

主な戦績。新潟ダービー、東北ダービー、青山記念(00)

JRA特指戦に挑戦4度目でJRA戦初勝利。鞍上も向山騎手で人馬一体で県競馬初勝利でした。新潟ダービーは圧勝。東北ダービーも制覇。ダービーグランプリに出走するも最下位。しかし、JRA移籍以後は惨めな成績が多かった。大井、岩手、高知にも在籍した。

 

タッチダウンパス 牡

父、ワッスルタッチ。母、スズカベル

母の父、アーティアス

主な戦績。黒船賞、3着(03、高知)

県競馬在籍時は、順調に使われずいたが、素質馬として注目はされていた。兵庫では順調に成長し、兵庫ゴールドトロフィーにも出走し5着。さらに黒船賞3着と健闘した。

 

ジェットボン

父、スルーザドラゴン、母、カバリロゼリー

母の父、イルドブルボン

主な戦績。新潟皐月賞(00)

JRAの芝レース以外では大崩れのない成績で、新潟皐月賞を制覇。川本騎手に重賞をプレゼント。しかし、打倒アクションアラートを果たせぬまま、屈腱炎を発症し、若くして引退してしまいました。

 

トウホージュディ

父、アジュディケーティング。母、トウホーフレンチ

母の父、ジムフレンチ

主な戦績。三條新聞杯(99)

県競馬からJRAや他地区に移籍した1997年世代では最強であろう。ナッツベリーやジェットボンに先着は伊達ではない。中央では1600万下でも走りました。最後は大井に所属。

 

ナッツベリー

父、テンパレートシル、母、キヨシキブ

母の父、トランスアトランティック

主な戦績。ダリア賞2着(99、JRA新潟)、福島3歳S2着(99、JRA福島)

県競馬の2歳馬として、初めてJRAの重賞に参加。山本泉騎手に最初で最後の大勝負を経験させた。 また、川本騎手のこの馬でJRAのレースに参加。2人にとって、大井にいては中々味わうことができない経験をもたらせた功績は顕著。JRA移籍後は障害戦にも出走した。

 

フエイバータッチ

父、ワッスルタッチ。母、フレイバーギフト

母の父、カツラギエース

主な戦績。東北ダービー2着(00)

重賞勝ちはないが、東北ダービー2着の成績等、大崩れはしないタイプ。向山騎手に県競馬所属馬のJRA勝ちをプレゼントした。JRA移籍後は、障害戦にも出走した。

 

ヤングルーラー 牡

父、ヒシマサル。母、マルタカジャンボ

母の父、ノーザリー

主な戦績。新潟皐月賞(01)

2歳時は、影が薄かったが、ガンバレバー等の移籍で、3歳時は皐月賞を制覇した。

 

ガンバレバー

父、ダイナガリバー。母、プライオリティ

母の父、ピュウターグレイ

主な戦績。新潟ジュニアカップ(00)

ジョウテンペガサスがいなかったが、新潟ジュニアカップを制し、2000年の県競馬NO.1の3歳馬(旧表記)の実績をひっさげてJRAに移籍も下位着順ばかりで、ガンバレませんでした。

 

ジョウテンペガサス せん 

父、ジェイドロバリー。母、ロザヴィア

母の父、サンデーサイレンス

主な戦績。百万石賞、スプリンターズカップ(02、金沢)、東北ダービー2着(01)、ペガサス賞(00)

何と言っても母の父がサンデーサイレンスの県競馬生え抜きでは飛び切りの良血。距離が伸びて来るとさらに力を発揮しそう。しかし、ゲート入りがうまくないのが弱点で未だタイトルなし。せん馬となって、どんな結果が出るか?。高橋道師と共に金沢へ移籍して、悲願の重賞制覇を達成しました。

 

マウンテンガイド 牡

父、ミュージックタイム。母、フジノディオール

母の父、ウインザーノット

主な戦績。新潟ダービー(01)

2歳時は、新潟ジュニアカップで2着に入り、活躍したが、3歳になってからは不振続き。しかし、新潟ダービーではあの三条コースで末脚爆発し、見事な勝利でした。県競馬最後のダービー馬。

 

ブルーオオマサ 牡

父、モガミ。母、ビクトリアレット

母の父、リードホーユー

主な戦績。青山記念(01)

新潟皐月賞でも2着の成績があり、先行しての粘りは一品。青山記念もジョウテンペガサスに迫られるもしぶとく振り切り、勝利しました。その後は、大井、佐賀に在籍。

 

グレイスアッパー 牝

父、ブラックタイアフェアー。母、アッパー

母の父、トップサイダー

主な戦績。三條新聞杯(01)、北日本新聞杯(02、金沢)

三条の800mの記録を20数年ぶりに破った快速馬。川崎に在籍も1戦もせずに高橋道厩舎に戻って来ました。そして、鮮やかにトゥインチアズを降し、重賞制覇です。

 

コンプリートアゲン

父、ファーディナンド。母、パドルアゲン

母の父、ハパット

主な戦績。東北ジュニアグランプリ(01)

県競馬の2つの鬼門であった芝と盛岡の初勝利をこの馬が成し遂げました。

 

ファヴォリート 牡

父、ナリタタイシン。母、マルゼンシャトル

母の父、カコイーシーズ

主な戦績。新潟ジュニアカップ(01)

最後の新潟ジュニアカップ勝ち馬。

 

◎ アラブ

キングトップラン 牡

父、マスタング。母、トップライン

主な戦績。東北アラブチャンピオン(76、77)、越佐記念(76、77)、砂山賞(76)、アラブ王冠(75)、アラブチャンピオン賞(77、笠松)

東北アラブチャンピオン連覇を始め、輝かしい戦績を残す。通算42勝は県競馬所属馬としては最多。一時、重賞レースにも名を残した。笠松にも所属し、重賞を制覇しています。

 

テツノボルト

父、ピンクフロイド。母、ラッシーヤング

主な戦績。東北アラブチャンピオン(79、80)、越佐記念(78、79)、銀蹄賞(81)、キングトップラン記念(80、81)、砂山賞(79)、アラブ王冠(78)

東北アラブチャンピオン連覇。4回しか行われなかったキングトップラン記念も2回制覇。第1回銀蹄賞の勝ち馬と重賞を勝ちまくった。

 

キタノミツル 牡

父、エビタカラ、母、ユウシゲ

主な戦績。若駒賞(83)、新潟アラブ優駿(84)、アラブ王冠(84)、銀蹄賞(85)、砂山賞(85)、新潟アラブ大賞典(85)

3から5歳時(旧表記)にかけては、4歳時の越佐記念2着も含めて完璧な成績だった。だが、東北の交流重賞勝ちには縁がなかった。

 

アーリーフット

父、シロコ。母、ホースアキ

主な戦績。新潟アラブ優駿(85)、アラブ王冠(85)、若駒賞(84)、名古屋杯(86、2回、87、名古屋)、アラブギフ大賞典(87、笠松)

3歳から4歳(旧)に県競馬に在籍し、重賞を総ナメ。東海に移籍後も名古屋杯を3連覇するなどした。この馬のライバルがイチコウイナズマとミスターローレルでした。

 

ミスターローレル 牡

父、スカレー。母、ヨシゲツヒカリ

主な戦績。新潟アラブ大賞典(87)、越佐記念(87)

通算19戦16勝、2着1回。アーリーフットが東海へ移籍後に台頭。若い時の脚部不安がなければ、アーリーフットを脅かしていたはずだ。

 

カズノファスト

父、カンダヒロザクラ。母、スズノヒメ

主な戦績。北日本アラブ優駿(86、水沢)、銀蹄賞(86、87)、砂山賞(87)、新潟アラブ優駿(86)、若駒賞(85)

県競馬では初の北日本アラブ優駿を勝つ。3歳から5歳(旧)にかけては主な重賞を総ナメ。6歳(旧)以降は大井でもオープン級で活躍しました。

 

カシマサルタン 牡

父、スイセイガバナー。母、スロット

母の父、タガミホマレ

主な戦績。銀蹄賞(90)、越佐記念(89)、新潟アラブ大賞典(88、89)、砂山賞(88)、アラブ王冠(87)

4歳から7歳まで、コンスタントに重賞制覇。1歳下のアサクラドラゴンとは名勝負を繰り広げた。

 

アサクラドラゴン 牡

父、アリラバット、母、ドラゴンシスター

母の父、アイオニアン

主な戦績。越佐記念(91、88)、銀蹄賞(89)、新潟アラブ優駿、アラブ王冠、新潟卯月賞(88)、若駒賞(87)

三冠が確立した88年にいきなり三冠馬となる。以後は三冠を達成した馬は出ていない。7歳時(旧)の越佐記念では復活走を果たす。

 

イチコウタケチヨ 牡

父、ハッタダイドウ。母、カズノダイヤ

母の父、ミンシオ

主な戦績。銀嶺賞、銀蹄賞(91)

圧巻は、銀嶺賞雪融けの不良馬場で田んぼのような水の浮くスピード馬場とは言え、サラブレッドよりも速い1800m、1分52秒1で走破。

 

エンドレスラン

父、トキテンリュウ。母、シナノアイボリー

母の父、シナノリンボー

主な戦績。銀嶺賞(93)、新潟平成カップ、銀蹄賞、砂山賞(92)、新潟アラブ大賞典、新潟アラブ優駿(91)、北日本アラブ優駿(91、水沢)

戦績が示すとおり、県競馬最強のアラブ牝馬。今は無き全日本アラブ大賞典にも出走。ちなみに馬主は、田中勝春騎手の父君の田中春美氏。

 

スノーコンコルド

父、シナノリンボー。母、スノーヒット

母の父、エルシド

主な戦績。東北アラブダービー、新潟アラブ優駿(93)、北日本アラブ優駿(93、水沢)

4歳時(旧)は、東北、北日本のチャンピオンになったが、古馬になってからは不振だった。

 

ウインドスイセイ

父、スイセイガバナー。母、チルウインドヒメ

母の父、トップホース

主な戦績。銀嶺賞(95、92)、越佐記念(94)、銀蹄賞(93、94)、砂山賞(93)、東北アラブダービー、アラブ王冠(92)

県競馬一筋で、9歳(旧)まで一線級でがんばりました。

 

オールザドラゴン

父、ローレルスポット、母、タクマジョオー

母の父、トスター

主な戦績。銀嶺賞、アラブ王冠、アラブ栄冠(94)、砂山賞(95)、アラブチャンピオン賞(98、笠松)、アラブギフ大賞典(99、笠松)

県競馬在籍時は、新潟平成カップでも人気薄で2着なるほどの活躍をした。ピュアボーイやラブリーマークと同期にあたる。笠松移籍後、3年ぶりに重賞を勝った。

 

ピュアボーイ

父、コマツタイム。母、ホクトタカラ

母の父、カリム

主な戦績。越佐記念、新潟アラブ大賞典(95)、東北アラブダービー、新潟卯月賞(94)

5歳(旧)までは能力発揮。上山に移籍していましたが、帰って来てからはパッとしませんでした。

 

ヤングスプリンター

父、コマツタイム。母、ニジノカケハシ

母の父、サチエノヒリュウ

主な戦績。銀蹄賞(96、97)、新潟アラブ大賞典(96)、新潟アラブ優駿、アラブ王冠(95)、東北アラブチャンピオン(96、水沢)

5歳までは、No.1を維持していた。しかし、98年は常に58kg前後の斤量を背負いながらも大崩れしなかった。その後は上山や高知で走った。

 

スマノロメオ 牝

父、スマノアスカ。母、カズノダイヤ

母の父、ミンシオ

主な戦績。福山マイラーズカップ(98、福山)

県競馬には4歳(旧)の秋まで在籍。当時は、重賞2着とかの成績を残していたが、以後は福山の所属。園田に次ぐメッカと言われる福山での重賞制覇だけにそれなりの価値はあろう。

 

アラビアンエース

父、オリエントキング。母、ライフクホウジュ

母の父、ヒカルマンナ

主な戦績。越佐記念、東北アラブダービー、新潟アラブ優駿、アラブ王冠(96)、北日本アラブ優駿(96、水沢)

4歳時(旧)は、完璧な成績。園田のケイエスヨシゼンよりも強いと思った位だったが、古馬になってからは故障続きで不本意な成績に終わりました。 

 

ハヤテマサリュウ 牡

父、ミヤシロオー。母、サンシュウリュウ

母の父、ブルショワ

主な戦績。石川テレビ杯、農協牛乳杯、黒百合賞(97、金沢)

県競馬在籍時は、常にアラビアンエースの二番手に甘んじるも金沢移籍後は成長。重賞も制覇。同年齢のハヤテゴールドオーは、県競馬、金沢と同じステープルメイト。

 

ラブリーマーク

父、シナノリンボー。母、プリマテンザン

母の父、センジュ

主な戦績。銀蹄賞、銀嶺賞2着多数。

重賞勝ちはないが、2着、3着が多い。サラのヤングノーブルと堅実性では双璧の存在。

 

ラブリーフレンド

父、スマノヒット。母、マルショウフラワー

母の父、タイガートウザイ

主な戦績。新潟平成カップ、砂山賞(97)、銀蹄賞(98)

98年シーズンに急成長。同厩舎、同馬主のラブリーマークと共に暴れた。

 

イチコウワールド

父、カツラギセンプー。母、マウントシャトー

母の父、ペルフロール

主な戦績。新潟アラブ大賞典(97、98)、アラブ王冠、銀嶺賞(97)、北日本アラブ優駿(97、水沢)、セイユウ賞2着(97、上山)、新潟平成カップ(98)、銀蹄賞(99)

97年の春先は不調だったが、夏以降、成長。一時は岩手に移籍するも全く奮わず戻って来た。その後は、多少のチョンボはあるも重賞はしっかりと勝ちました。

 

イズミセンプー

父、トキテンリュウ。母、シンコロサン

母の父、トライバルセンプー

主な戦績。新潟卯月賞、東北アラブダービー(97)

イチコウワールド台頭前の春先の重賞を勝った。しかし、東北アラブダービー以後、すっかり水を開けられしまい古馬になって活躍できなかった。

 

バンダイセンプウ

父、ローレルブロンド。母、ドラゴンハート

母の父、スカレー

主な戦績。新潟アラブ優駿(97)

4歳時(旧)は、新潟アラブ優駿を勝つも長期休養して、その後は満足に活躍できませんでした。

 

アサカタイショウ 牡

父、ミスタージョージ。母、アサカスワロー

母の父、ビッグスリー

主な戦績。北國アラブチャンピオン(98、金沢)、アラブグランプリ(99、金沢)、石川テレビ杯(99、金沢)

県競馬にいた時は、重賞はおろかA1級でも走っていなかった馬が金沢で見事に花開く。その後は高知で走った。 

 

ビクトリーパレード

父、ホーエイパレード。母、ドウカンライン

母の父、タイムライン

主な戦績。若駒賞、駿馬賞(97)、アラブ栄冠、アラブ王冠(98)

97シーズンの3歳チャンピオン。ファルコンボーイと共に4歳戦線の主力を形成した。しかし、福山、高知に移籍後は不振を極めた。

 

ファルコンボーイ

父、ホーエイヒロボーイ。母、ハギノグリーン

母の父、センジュ

主な戦績。新潟卯月賞、新潟アラブ優駿、銀嶺賞(98)、新潟アラブ大賞典(99)

4歳(数え)時は春先の二冠を達成。東北アラブダービーは4着だった。さらに古馬混合の銀嶺賞も制す。99年以降は常に思い斤量を背負って本当にがんばりました。

 

ラブリーハート

父、デイシダン。母、アカツキテスコ

母の父、テスコボーイ

主な戦績。新潟平成カップ、アラブ王冠、アラブ栄冠(99)、銀嶺賞、銀蹄賞、新潟アラブ大賞典(00、01)

3歳時(旧)から順調に使われ、夏以降、成長。但し、平成カップ勝ちは軽斤量と普段使わない距離に助けられた部分もあった。だが、銀蹄賞は2kg差でファルコンボーイに勝ち、さらにイチコウワールドと同年齢のストロングゲイルに勝ち、完璧に新潟の最強馬に君臨。県競馬のアラブ牝馬ではエンドレスランに次ぐ実績を残した。

 

ヤシロスマート

父、ミスターヨシゼン。母、アオイサニー

母の父、スマノダイトウ

主な戦績。若駒賞(98)。

重賞、若駒賞で7馬身差の大差で3歳(旧)No.1の座を獲得。何と古馬も出る銀嶺賞にも出走した。4歳(旧)以降は不振だった。

 

ストロングゲイル

父、ホマレブルショア。母、カネヤマロマン

母の父、キタノトウザイ

主な戦績。新潟アラブ優駿(99)、銀蹄賞(01)

3歳時(旧)は牝馬勢に後塵をなめていたが、ここに来て地力アップ。7馬身差で新潟アラブ優駿を快勝。東北アラブダービーは2着だった。その後、休養に入ったが、ようやく復帰。2000年の平成カップで2着に入り、2001年の銀蹄賞でようやく古馬の頂点に立った。サラブレッドA級相手でもスピードは一品。アラブのメッカと言われた兵庫でも活躍した。

 

トゥルーマスター

父、モガミマイン。母、アサヒサラトガ

母の父、ニューサラトガ

主な戦績。新潟アラブ優駿、新潟平成カップ(00)

3歳時(旧)不出走で4歳(旧)の4月(旧)でようやくデビューしたが、3戦3勝で迎えた新潟アラブ優駿を快勝。新潟アラブ大賞典でもラブリーハートに肉薄。そして平成カップも勝ちました。後は交流の舞台でどんな活躍するかを見たい。だが、県競馬最後のアラブの大物も大舞台を踏まずに引退しました。

 

ブルーサクラ

父、サチエノヒリュウ。母、リエノサクラ

母の父、ロードザキャノンズ

主な戦績。若駒賞、駿馬賞(99)

99年の3歳時(旧)最強に君臨。一時、名古屋へ移籍後、すぐに県競馬に復帰も重賞を勝てなかった。その後は、アラブのメッカ福山や金沢へ移籍しましたが、当地ではさしたる活躍はできませんでした。

 

ピュアーダッシュ

父、セイフウザン。母、フレッシュデビュー

母の父、カツラギセンプー

主な戦績。新潟卯月賞(00)

県競馬最後のアラブ世代をブルーサクラと共に支えた。新潟卯月賞以降は今ひとつの成績だった。その後は、笠松、高知に在籍した。

 

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