タイトル

名鉄笠松駅

競馬場への玄関口、笠松駅。

 

新潟県競馬が降り続いた雪のおかげで、全レースを消化できずに無念の最期を遂げてから、早7ヶ月。厩舎関係者の皆様方は、全国各地に散らばり、ある者は、そのままの仕事を継続し、またある者は、牧場で働いたり、厩務員をしたり、さらにはこれを機会にスパッと競馬の世界から身を引いたりと様々な人生を歩んでいるところであります。向山牧

では、今回、なぜ笠松行きを決行したかというと、やはり、同世代であり、馬券的中の面でも世話になった向山、榎の両騎手が移籍したということが大きな要因であります。

笠松競馬はオグリキャップ出現以降、マックスフリート、トミシノポルンガ、ライデンリーダー、シンプウライデン、レジェンドハンターそしてミツアキサイレンス等と競馬場の規模の割には全国レベルで活躍する排出し続け、また、これらの馬の大半の主戦を務めるアンカツこと安藤勝己騎手の存在もあり、以前から好きな競馬場でして、実は幾度となく彼地を訪れてはいました。今回の笠松行きは約4、5年ぶりのことになります。

笠松競馬場のロケーションを説明しますと、岐阜県の南部に位置し、バックストレッチ方向には、中京地方の水がめとなる大河、木曽川が流れ、その川を越えるとそこは愛知県。3コーナー奥には名鉄電車の鉄橋があり、名鉄の特徴である赤い電車が名古屋方面、岐阜方面へと5分間隔位で電車が行き交い、退屈しない光景が繰り広げられる。間じかに電車が見られる競馬場も全国広しと言えども笠松だけではないか。名鉄の笠松駅は、競馬場から徒歩で1分かかるかかからないかの至近な位置にあり、新潟競馬場も鉄道駅から、これと同程度の近さにあれば、交通渋滞も相当減るのではないかと感じたりしました。

榎伸彦訪れた8月12日は、向山騎手が1から3と9レースの4鞍。榎騎手が8レースのみ。長谷川騎手が6と8レースの2鞍騎乗。やはり、県競馬の時と同じ勝負服で姿を現した時には、見とれてしまっていました。結果の方は、1レースで向山騎手が2着になっただけで、あとは連に絡めず、当然、この3人中心で馬券を勝っただけに的中したのは1レースの1回だけでした。

ちなみに当日は、今回, 受験すれば、間違いなく合格し、JRAへの移籍が実現しそうな安藤勝己騎手に対して、引き続き笠松で騎乗して欲しいかどうかのアンケートを実施していました。私は当然、笠松でも騎乗してもらいたいの欄に印をしておきました。

長谷川太行笠松における3騎手の成績を見ると7月末現在で、向山騎手が30勝で10位、榎騎手が18勝で16位、長谷川騎手が17勝で17位というリーディングです。県競馬の時を知っているだけに向山、榎の両騎手がリーディングでこの順位に甘んじているのは納得しがたいものがあります。やはり、移籍して一からやり直しと言う部分が影響しているのかなと感じています。他のところに移籍した騎手では半年もしないうちに再移籍したり、騎手免許を返上したりしている騎手が数名いますが、笠松移籍組の3人には、この地にじっくりと腰を据えてがんばってもらいたいです。

県競馬廃止後に生の姿を拝見したのは、この3騎手の他には、高崎の根岸、藤塚。川崎の酒井の各騎手ですが、日曜日開催がある上山、金沢へは近々行こうと思っています。

幸いにも新潟には、県競馬がJRAの競馬場を借りて実施していたので、帰る故郷があります。彼ら元所属の騎手が新潟での騎乗が多く実現することを願いこのページの結びとします。