73: 「設計料」の話
前回の、安藤さんの話の、続きです。
安藤さんと、名もなき設計事務所が、似たような設計料なら、
誰だって、安藤さんに仕事を頼むでしょうね。
ただ、安藤先生ですと、そう簡単に引き受けてはくれません。
「ブルータス」誌上では、10人位の有名建築家が企画に参加していまして、
伊東さんや内藤さん等、安藤さん同様、住宅はお断りという建築家もいましたが、
来た話は拒まないという有名建築家も、結構いました。
設計料は、やっぱり、おおよそ建築費の10%程度だったと思います。
2000万円の建物なら、設計料は200万円です。
ただ、安藤さんの場合ですと、今回企画の建物は、34坪で3400万円ですから
坪単価100万円です。他の建築家もおおよそ、その辺でしょうか。
新潟の設計事務所ですと、坪単価50万円位(?)で作ってくれるでしょうが、
安藤先生ですと、倍くらいは掛かる訳です。
まあ、ものが全然違いますから・・・ね。
同じ設計料10%なら、「有名建築家に頼め」ということになるでしょうか。
この「鳥小屋日記」のコーナーの第24回でも、設計料の事を書きました。
で、「設計料は高いのか、安いのか」、の私なりの結論なんですが・・・
住宅屋さんは、20〜30%は戴いているでしょうから、「言わずもがな」ですかね。
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