試してガッテン・その20
「試してガッテン」の第20回目は、このコーナーの最終回として
今回試した「CM方式」の自己採点をしてみたいと思います。
この項目を書く為に作ったようなホーム・ページでして、
この回以外は、全て「おまけ」みたいなものです。
いつもある写真も、今回だけはありません。
普段と違ってチョット気合が入っています(?)。
で、「CM方式」の話なんですが・・・、
「CM方式」と言いましても、私自身はっきり理解している
訳ではありませんし、今回の住宅も「CM方式」といっても
「CM方式」まがいでして、決して「そのもの」ではありません。
それも、今回1軒だけの経験でして、偉そうな事は言えません。
チャンとした「CM方式」ですと、業者さんを集めて説明会をして、
最低でも、1業種2〜3社の見積を取ると思います。
私は「CM方式」は初めてでしたので、そこまで出来ません。
まず、主だった業種で1社に見積もって貰いました。
予算が限られていましたので、その見積でこちらの予算と
あまりにもかけ離れている時は、次の業者を探しました。
初めから指定して、「この値段で」、という業種もありました。
信頼関係で仕事を頼みましたので、契約書も交しませんでした。
あとで、金額の行き違いも業種によってはありました。
今後の反省材料は、たくさんあります。
結論としては、
今回は自宅という事で、「建築主」の立場と「建築士」の立場の
両方ありましたので、2つに分けて評価しますが、
「建築主」としては、「CM方式」に大いに賛成ですが、
「建築士」としては、労多くして益少なく、大変だと思います。
こちらから頼んで「CM方式」の仕事は、したくないという感じです。
よほど、「自分の事は自分でする」という「建築主」が現れて
「一緒にやってくれませんか」と言われれば、
やらないでもないですが、自分の事を自分でやれるような人は
私如きに、仕事は頼んでこないでしょう。
今回は自宅でしたので、自分で設計して自分でマネージメントした
訳ですが、建築士とか大工さんとか建築関係の人の自宅ですと、
大体こんな風な建て方ではないでしょうか。所謂「直営方式」ですね。
「CM方式」を仕事として成立させようとすれば、いかに建築士の
仕事量を減らして経費も減らすかですが、自分で自分の首を
絞めているようなものです。
半分ボランティアでなければ、出来ない感じです。
もし、業として成り立っているなら、今までの建築屋さんと、大して
変わりません。 でも、その分いい建物はできるかな?
こんな結論では「CM方式」に夢がないでしょうか。
私なら「ボランティアでもやるぞ」、と宣言だけはしておきますか。
「CM方式」で建てた住宅