両親の安穏廟 春に訪れたい
私はいわゆる『一人っ子』。群馬に両親を残して嫁に行った
身である。本家ではないので、後継ぎの心配はないが、両親の
墓とその管理は、将来にわたって娘の責任である。
数年前、角田山妙光寺の永代供養の『安穏廟』という墓の記事を
読み、両親は私に相談することなく、申し込んだ。父が定年を迎えた
頃だ。
孫、ひ孫の代になり、年会費が途絶えると、無縁仏になったと
判断され、墓標はなくなるが、中央に集められて、永大供養してくれる
というシステムである。
丸みを帯びたピラミッド型の廟の外壁には、くるりと30人ほどの
墓標が刻まれている。生きている人のそれは赤字で、両親の墓には
『風にふかれて』と書いてある。
先日ラジオから、妙光寺住職の声が聞こえてきた。新しい本堂が建立
されたそうだが、もう何年もごぶさたしている。来春には両親を連れて
ドライブがてら、住職に会いに行こうと思う。