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最新ウィルス情報

WORM_BADTRANS.B

利用者パソコンの被害の概要
本文 空白
添付ファイル 二重拡張子のファイル名(<ファイル名>.<拡張子1>.<拡張子2>)
のメールで送られてきます。

ワームのプログラムが実行されるとメモリに常駐します。ワームのプロセスはサービスとして常駐するのでCtrl-Alt-Delのタスクマネージャーには表示されません。

そしてまず以下のファイルをWindowsのシステムディレクトリに作成します。

 Kernel32.exe
 cp_25389.nls
 kdll.dll

上記ファイルのうち"Kernel32.exe"はワームのコピーです。すでにこのファイルが存在しシステムから使用中だったとしてもワームはプロセスを中止させ元からあるファイルを削除して新しく自身のコピーを作成します。
"kdll.dll"は侵入したシステム上でのキー入力を記録するためのハッキングツールプログラムです。この"kdll.dll"も「WORM_BADTRANS.B」の名称で検出されます。"kdll.dll"も実行されるとサービスとしてメモリに
常駐します。また"cp_25389.nls"は"kdll.dll"が記録したキー入力の内容を暗号化して保存するためのログファイルです。

 次にWindowsのレジストリに以下の値を追加します

 場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
  :kernel32 = "kernel32.exe”

これによってWindows起動時にワームが自動実行されるように設定されます。以上の設定を終えるとワームは実行された自身のファイルを削除してしまいます。

対策
●予防策
先ず、Internet Explorer 5.01 または Internet Explorer 5.5 をご利用の方は、それぞれ「Service Pack 2」をダウンロードしてインストールする。若しくは、最新のパッチプログラムをあてる。
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/prekb.asp?sec_cd=MS01-020

同時に「OutlookExpress」の「プレビューウインドウ」表示を行わない設定にすることをお勧めします。
「OutlookExpress」メニューバーの「表示」→「レイアウト」タブ画面から「プレビューウインドウを表示する」チェックボックスのチェックを外してください。

感染後の対策
以下のURLより、自動駆除ツールをダウンロードし、実行してください。
http://www.trendmicro.co.jp/esolution/


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